自分の本業の分野で、極めて優れた存在になるように努力するのは当然のことですが、それとは別に、若い頃から不労所得の元を築いていくべきだと思うのです。
いつ自分の才能が枯渇しないとも限らず、また病気や事故のリスクもあるわけです。
いつまでも最高のパーフォーマンスを発揮できるなどと思うのは、若さや才能を過信した一種の傲慢さだと思うのです。
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不労所得には「不動産投資」と「株式投資」とがあります。
中には「アンティークコイン」なんて投資法もあるのかもしれませんが、やや傍流で、あまりメインの投資法とは言えません。
不動産投資は今、個人投資家の間でブームになっていますが、私自身の体験から言っても、不動産投資は時間を味方にすべきだと思うのです。
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要はジックリ時間をかけてやっていくべきで、急激にやろうとすると必ず歪みが出てきます。
不動産投資は借入れ率が低いほど安全なのは当然で、足元も固まっていないのに「もっと、もっと」と欲張るのは非常に危険です。
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不動産投資で大切なことは、不動産を育てていくといった感覚です。
そのためには手を入れ、清潔な環境を維持していく努力が必要だと思うのです。
インカムゲインが不動産投資の基本だと思いますが、収益性が上がれば値打ちも上がり、自ずとキャピタルゲインも狙えます。
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私は株の購入を預金代わりに行おうと思っています。
今や定期預金だと0.01%の利率しか付きません。
が、株だと3%の配当利回りがある銘柄がゴロゴロしているのです。
もちろん株価自体が大幅に下がってしまっては元も子もないのですが、仮に下がっても株を売らない限り損は出ないのです。
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そうこうしているうちにまた値上がりするかもしれません。
株式投資について書かれた本を読むと「株は安い時に買って、高い時に売ればよい」旨のことが書いてあるのですが、別に買ったまま売らなくてもいいわけです。
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ただし買った株の会社が倒産してはどうしようもありません。
そこだけは購入の時にシッカリと目利きしなければいけないポイントだと思います。
株式投資のことを「永久保有株を探す旅」だと言った人がいるのですが、私も100%納得です。
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配当利回りが高く、有利子負債がゼロ(つまり無借金)の会社が私の好みの会社です。
また万一売る場合は、市場が大きくて売りやすい東証一部の株を買っているほうが無難だという気がしています。