米軍の優秀さ

アメリカ軍が世界で一番強いことに関しては反論の余地がありませんが、単に装備の優秀さだけではなく、人的なレベルの高さも群を抜いているように思うのです。
下のほうの兵で出来の悪いのがいるのは、あれだけ大勢の人間がいるので仕方がない面もありますが、トップ10%のエリートが極めて優秀であることは間違いがありません。

アメリカ軍の現役の少佐が書いた本を読んだのですが、軍隊では服を着るのは2分以内、食事をするのは7分以内にしなければならないとのことです。
アメリカ空軍に勤務していた英会話の先生に習ったことがあるのですが、朝起きて顔を洗って整列するまで10分で終えなければならなかったと言っていました。
私など、いつも自分の支度の遅さに憤慨しているのですが、一度米軍に体験入隊でもすればいいのかもしれません。

そのアメリカ軍への入隊ですが、不思議なことにアメリカ国籍はいらないのです。
どこの国の人間でも入れるのはまことにもって驚きです。
むろん日本人でもO.K.です。
ウソか本当か知りませんが、不法入国の人間でも陸軍への入隊は可能とのこと。
アメリカ軍で一定の期間(確か4年)勤務すれば、グリーンカードが取得でき、大学で学ぶチャンスも獲得できるようです。

アメリカ海軍の特殊部隊であるシールズには地獄の訓練というのがあり、それが始まると1週間で4時間の睡眠しか確保できないとのことです。
1日4時間の間違いではありません(念のため)。
こういう訓練に耐えられるのは、それこそ特殊な人間に違いありません。

カーナビやケータイといった現代社会になくてはならないモノはすべてアメリカ軍が最初に開発し、民間に流用したものです。
今後もロボットを始め、さまざまな商品がアメリカ軍で開発され、民間に流れてくると考えられます。

ある米軍エリート班で、瞑想を取り入れた訓練をしたそうです。
瞑想を取り入れたら、その班の人間の能力が極めて高くなり、今はその瞑想法を多くの組織で応用させているとのことです。
こういった瞑想法も、やがて世の中に流れてくるかもしれません。

米軍の語学専門組織というのもあり、そこではどんな言語も1年でマスターしてしまうとだそうです。
私など1言語マスターには最低10年はかかるという思い込みがあるのですが、実際に1年でマスターする方法が考案されているのですね。
ということは私にとっても5か国語マスターは夢ではないということで、とても心強く思った次第です。