安倍首相がアメリカ議会で演説することは知っていたのですが、その様子がどんなものだったのかは、新聞やテレビのニュースを見てもよく分かりませんでした。
そこでユーチューブで探してみることにしました。
ネット検索といい、ユーチューブといい、一昔前では考えられないような便利な時代になったものです。
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安倍首相が議会に入場するところから始まったのですが、すでに一種のオーラのようなものを感じました。
昔、田中角栄が45歳で大蔵大臣を拝命して帰って来た時、田中角栄の背後に登り龍を見たという人がいましたが、龍ではないけれど、安倍さんもちょっとそんな雰囲気でありました。
今回の安倍晋三首相の米議会での姿は、最初から最後まで「威風堂々」の一言であります。
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約1時間、安倍さんは米議会で演説したのですが、すべて英語でした。
「かつて、祖父である岸信介が、まさにこの場所で演説しました」で始まる安倍さんのスピーチは、米議員の気持ちを掴み、完全に安倍さんのペースでした。
何度もスタンディングオベーションが起こり(計10回だったとのことです)、ちょっと感動もの。
日本人として“とても”誇らしい気持ちになり、私は何度も涙を拭きました。
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オリンピック招致のプレゼンテーションの時の久子さまのスピーチにも感動しましたが、今回もまた清々(すがすが)しい気持ちでスピーチを聞き終えました。
安倍さんよりも英語の上手い人は日本の中でも何万人もいると思いますが、米議会でこれだけ堂々とスピーチが出来る人は皆無に近いのではないかと思います。
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1時間ものスピーチを最後まで聞くことが出来たのも、ゴールデンウィークで休みだったからで、ラッキーでした。
普段なら気が急(せ)いて、全部のスピーチを聞くことは出来なかったと思います。
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スピーチの途中で安倍さんが、硫黄島での戦闘でのアメリカ軍司令官と日本軍の栗林忠道中将の子孫を紹介し、その2人が握手する場面でもスタンディングオベーションがありました。
お二人ともいい面構えをしているのが印象的でした。
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最後の「希望に満ちた同盟を固い絆(きずな)で結ぼう!」の安倍さんの言葉にまたもやスタンディングオベーション。
私もまるで自分がスピーチしているような気になり、気持ちよかったのであります。