勉強していて損はない

世界中にどうしてこんなに余剰資金があるのかがよく分からないのですが、さまざまな金融商品にそれらが流れていっています。
おカネが余っているから金利が限りなくゼロに近づいていきます。
銀行で定期預金しても、0.025%といった信じられない低金利です。
30年ほど前には5%もの金利がついていた時期もあったように記憶しています。

金利がつくのはまだましなぐらいで、先進国発行国債のうちゼロ%以下の金利(即ちマイナス金利)で取引されているのが全体の4分の1(900兆円)もあるのだそうです。
銀行に預金すれば利息が「取られる」と同じこと。
逆に借金すれば金利分がもらえるということになります。

実質無借金となる民間企業が増えたり、社債を発行したりして銀行を通さずに資金を調達する企業が増えたりしているため、銀行は貸出先に困っています。
仕方がないためREIT(リート)を大量に購入したりしています。
最も大きな不動産購入先の一つがREITでもあるのです。

地方から見ていると東京の不動産は高すぎて手が出ないのですが、海外の都市の不動産価格と比べると、かなり安いようなのです。
中国本土の富裕層は、自国の経済や社会体制にリスクを感じ、資金を中国以外の国に逃す動きを活発にしています。
台湾でも収益不動産の利回りは1%台のようで、4%以上利回りが確保できる東京の不動産は魅力いっぱいといったところでしょうか。

REITが買う」、「海外資産家が買う」、「ファンドが買う」となると、東京の不動産は値上がりせざるを得ません。
東京の収益物件の取引は、売主も買主も不動産業者であることが多くなり、そういった取引が同じ物件で何回も繰り返されており、いつ誰がババを引くかという「いつか来た道」をまた歩もうとしているようにも感じます。
不動産利回りが3%を切ると不動産バブルが崩壊するというのが、私の経験でもあります。

金利でおカネの行き場がなくなると、不動産のほかに株に向かうのはごく自然な話です。
本業で汗水たらして懸命に働くのは当然として、投資についても勉強しておく必要があると思うのです。
「投資」の勉強は「IT」や「英語」や「会計」の勉強と同じように、ビジネスマンにとって必須項目なのかもしれません。