年末の一日

会社が年末(正月)休みに入り、ゆったりできるのかと思っていたのですが、仕事を片付けたり本を読んだりと、極めて忙しいのです。
会社のある日は、ウェブレッスンを聞いたり、水泳に行ったりもできるのに、休みになるとその余裕もないのは、まことに不思議なことであります。

今日は休み中の会社に行き、一人で年賀状の残りを書いていました。
早く書かないと正月が過ぎてしまいます。
個人の年賀状は今まで最高800枚出していたこともあるのですが、シンプルライフを行動原理にしようとしている今、わずか75枚に減らしたのです。

専業主婦である家内に訊くと、年賀状は90枚出しているとのこと。
会社経営者の私が専業主婦に負けてしまっているのです。
これでもし私が定年退職でもしていたら、家庭内の力関係は完全に逆転しているに違いありません。
やはり生涯現役で働き続けるのが正解のようです。

年賀状がわずか75枚だと、住所書きはすべて自筆で書いてしまえます。
またその人の顔を思い浮かべながら「ひとこと」を書き添えることができます。
今まではすべて印刷で、会社のスタッフ任せで出していました。

ていねいに字を書いていくと、自分の心まで整っていくことを発見しました。
休憩もしましたが、最後まで集中力はそがれず、きれいな字が書けたのではないかと思っています。
それに何より、単純作業ながら結構楽しかったのです。

新しい本を出す予定があり、その原稿書きをしなければという思いがあるのですが、ついつい後回しになってしまうのです。
学生時代、試験勉強をしなければいけないのに、小説を読み出したり、部屋の掃除をし出したりすることが往々にしてあったのですが、まさにそんな感じ。
たまっている仕事をこなしてしまって、スッキリしてから執筆に取り組みたいという気持ちも強く、どうやら元旦あたりから集中して書き始めるのではないかという予感が自分でしております。

来年は今までのような「バタバタ感」だけで終わりたくないと痛烈に思っています。
時間は限られているので、いかに余計な仕事をカットしていくかにかかっているのではないでしょうか。
せっかく「やるべきこと」を「読書」と「語学」と「コインパーキング」に絞ったのですから、それ以外はもうギブアップしたっていいと居直ることにしました。