夢の実現力

起きていても寝ていても天照大神(アマテラスおおみかみ)の存在を意識するようになりました。
伊勢神宮への月参りを始めてから、まだ1年経っていないのに、かなり「効果」が出始めているのです。
自分が出来る範囲の努力は今後も当然していくのですが、それを超えることや、あるいはその結果については、もう神さまにお任せしてしまおうと思っています。

自分がやるべきことは日々の努力と感謝のみ。
やるべきことが決まっているのだから、気持ちも頭もスッキリです。
結果についてヤキモキすることもないし、例え一見(いっけん)自分に不利なことが起こっても、これは何か意味があるに違いないと思えばアタフタせずにすみます。

以前、ある勉強会で「自分の夢について書いてみる」という課題がありました。
「夢なんて普段考えたこともなかった」という参加者が多かったので、逆に私はビックリしたのですが、自慢じゃないけど私は山のように夢があります。

あまりに大きな夢がたくさんあるので、10年や20年ではそれらの達成は難しく、必然的に長生きするしか方法はないということになります。
当社はあと30年ほどで創業100周年。
創業100周年ぐらいに達成予定の夢もあるのです。

私には「本を書きたい」という夢があります。
今までも13冊ほどの本を出版しているのですが、願わくはベストセラーを出したいですね。
先日、本を読んでいて目からウロコのことが書いてありました。
本を出したいと思うのなら「まず本1冊分の原稿を書いてしまうべき」というものです。

何も書かないで本の出版を願っていても「天からのハシゴ」は降りてこないのです。
本1冊(あるいは2冊、3冊)の原稿を書き終えていてこそ、それを出版してあげようという「天のハシゴ」がやってくるというわけです。

渡部昇一先生だって、ドイツ語をコツコツと勉強していたからこそ、ドイツ留学という、思ってもみなかったラッキーが舞い込んできたのです。
英語しか勉強してこなかったなら、はなからドイツ留学なんて声もかけられなかったに違いありません。

人間の努力の部分と、天から与えられるラッキーの部分との境目がよく分からなかったのですが、これらの事例でよく理解できました。
とにかく大ボラを吹いてでもいいから、夢に向かって努力(行動)していくべきなのです。
夢が実現して当然のような気持ちで、努力を続けていたならば、天はその実現に協力せずにはおられなくなってしまうというわけなのです。