「富を引き寄せる体質」や「運を引き寄せる正しい姿勢」というのが、この世には明らかにあるようです。
才能や努力を超えた成功のコツのようなものが、どうも存在するようだと還暦を過ぎて気がついた次第です。
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才能は磨き続けないと枯渇するのです。
若い時に人より優秀だからといって、その優秀さが最後まで続くかといえば、決してそんなことはないのです。
イチローは野球に才能があるのは間違いありませんが「努力の天才」であることも事実です。
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経営コンサルタントの一倉定先生は「経営は才能ではない。最終的にはその人の人生観や宗教観なのだ」ということを仰っていました。
正しい人生観や宗教観が確立されていないと、間違った方向に会社を進ませるかもしれないし、何かの時に心がポキッと折れてしまうかもしれません。
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「このお店や、この人がいなければ本当に困る」と顧客に思ってもらえる存在になってこそ本物なのでしょう。
小手先のテクニックや、自分の都合ばかり考えていては、決してこのような存在になり得ません。
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「なくてはならない会社」は、顧客にとって大きい小さいは関係ありません。
古い新しいも関係なし。
社長の学歴も関係なし。
「いかに頼りになって役に立つか」が最重要であって、その他諸々の条件はお客様にとってはどちらでもいいことなのです。
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お客様が会社を選ぶのは当然のことなのですが、会社もお客様を選ぶべきです。
具合の悪い顧客を選ぶと、社員がヘトヘトになります。
自社が選んだお客様に最高の商品やサービスを提供していくのが真の企業活動。
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わが社は不動産会社なので「不動産を通してお客様に幸福と繁栄をもたらす」をモットーとしたいですね。
売買仲介にせよ、賃貸管理にせよ、コインパーキングにせよ、いかにお客様に幸せになっていただくか、いかにお店に繁盛していただくか、いかに便利な駐車スペースを提供するかだけを考えていきたいと思うのです。
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そう考えれば、別に難しいことは何もないのです。
自分のことばかり考えるから複雑で分からなくなってしまうのです。
お客様の幸せや繁栄のことだけを考えるだけでいいのならば、いくらでも知恵が湧いてきます。
やっぱり真理はシンプルなのです。