伊勢神宮への月参り

昨年10月2日の式年遷宮以降、毎月伊勢神宮にお参りに行っています。
それまでも“ちょくちょく”参拝に行っていたので、春夏秋冬すべての季節を体験しました。

冬と夏は大変ですが、それなりに楽しくもあります。
概ね毎月最初の火曜・水曜に訪れているので、7月の参拝はもう済みました。
略礼服を着て参拝するので、汗でビショビショになります。
今回もシャツなどの着替えを2組用意してきたのですが、帰りの車の中で着るシャツが足りませんでした。

そこで地元の衣料店でポロシャツを購入。
「ファッションのお店○○」と書いた、いかにも田舎くさい衣料店(しかし規模は割と大きい)で購入しました。
外から見ると「こういうお店はいつ潰れてもおかしくないな」と思っていたのですが、ポロシャツが税込みで499円。
しかもユニクロよりも着心地がいいのです。

499円で一体どれぐらい利益があるのか知りませんが、最大でも500円に満たないのです。
平日の午前中だったのに、そこそこお客さんも入っており、店員の人も親切で、好感度はかなり高かったのです。
たぶんこのお店はそこの1店舗だけだと思うのですが、田舎は田舎なりに(失礼!)成り立つ仕組みというのがあるのかもしれません。

外宮、内宮を合わせると参拝の時間は3時間くらいかかります。
アスファルトの上を歩くわけではないので、靴がかなり汚れます。
カバンに使い捨ての紙の濡れぞうきんのようなものを入れており、ホテルに帰ったらそれで靴を拭きます。
こんなちょっとしたことも、毎月の参拝で得たノウハウの一つであります。

最近は伊勢神宮への外国人観光客も増えてきました。
中国からのグループもけっこう多いのです。
その人たちが台湾から来ているのか、香港からか、中国本土からかは、私にはちょっと分かりかねることがあります。
先日外宮を参拝していたら、若いアジア系の女性が2人歩いており、お互いに英語で話していました。
内宮ならいざ知らず、外宮まで来る外国人は珍しく、一体どこから来たのか興味津々です(尋ねればよかった)。

今回の御垣内参拝ではインスピレーションは降りてこなかったのですが、内宮で幸福感に包まれた経験をしました。
常々「自分は幸せ度世界ベスト3に入っている」という自覚があるのですが、この時ばかりは完全にナンバーワンであった自信があります。