ネット販売と実店舗

ネット販売が活発になってくると、リアルのお店が苦戦するのは避けられません。
小売は勿論(もちろん)のこと、旅行代理店のようなところでも、実店舗を出している意味が薄れ、店舗数を縮小する傾向にあります。
ましてやどこでも買えるものを販売している小売業などは、どんどんネット販売に取って代わられると思うのです。

ならば実店舗の価値はどこにあるのでしょうか?
やはり、そこに行かなければ得られない「何か」があるということではないでしょうか。
それは商品に対する知識やアドバイスかもしれないし、あるいは店員の人間的魅力かも知れません。
これからはコンシェルジェ的機能がどうしても必要になってくると思うのです。

あるいは美容院や整骨院などは、そこへ行かなければけっしてサービスを受けることが出来ません。
小売でもお弁当や生鮮食料品などは、ネットでの販売は難しく、やはりリアルな店舗でしか購入はほぼ不可能です。
逆に言うと、腐らない日常品や電化製品や書籍などは、どんどんネット販売に取って代わられるのではないでしょうか。

私は月に100冊は本を買うのですが、インターネットでの購入が大半を占めます。
たまに大阪や東京へ行った折に大型書店に寄ることがありますが、いわゆる街の小さな本屋さんに立ち寄ることはまずありません。
私の例だけでなく「街の小型書店」の生き残りはかなり厳しいのではないかと感じます。

不動産の場合でも、マンスリーマンションやシェアハウスのような比較的新しい商品は、最初からインターネットでの取引がメインです。
既存の不動産店をスルーしてしまっているのです。
ネット上の店舗だけで、取引が完了してしまうのです。

今まで不動産店が扱っていた(そして今も扱っている)売買物件や賃貸物件でも、まずはインターネットで探すというのが当たり前になってきました。
賃貸業務などは「仕入れ」側に回るのか「客付け」側に回るのか、あるいはその両方をするのかを、最初にハッキリ決めておくべきだと思うのです。
そうすればコンセプトが明確になり、打つ手が見えてくるのではないでしょうか。