最近考えること その4

不動産の場合、今後の広告媒体の主力は、完全にインターネットです。
インターネットは紙媒体のように高いコストはかかりませんが、マメな更新や見やすい写真掲載やSEO対策など、いろいろな工夫が必要です。
活きたホームページとそうでないホームページとでは、集客に格段の差が出てきます。
それがまた見事なほど正直な結果なのです。

街の不動産店は「売買仲介」や「賃貸仲介」や「賃貸管理」や「駐車場」など、さまざまな業務を行っています。
最近インターネット上では、それらの業務ごとにホームページを作成する動きが出てきています。
売買仲介なら売買仲介で特化していく方が、見る人にとっては分かりやすくて便利です。
考えてみれば、例えば「マンスリーマンション」と「売買仲介物件」とが同じホームページに入っていても、ホームページの来店者にとっては、あまり意味がないのではないでしょうか。
「業務ごとにホームページを作成するなんて面倒だし、第一、ホームページを作るほど商品の品ぞろえがない業務もある」ということであれば、ひょっとしたら、その業務自体をやめた方がいい場合だってあるのではないかと思うのです。

つまりホームページに載せやすい業務に、リアルの方も変えてしまうということなのです。
ホームページに品揃えもできないような事業(業務)から撤退し、他の事業に経営資源を集中させるわけです。
「時代の変化に合わせて、我が社も変化させる」とは、意外にそういうことなのかもしれません。
仮に「マンスリーマンション」のインターネットでの反応が極めていいならば、会社自体をマンスリーマンション専門に変えるべきなのかもしれないのです。

インターネットでの反応の良さは、市場のニーズそのものかもしれません。
市倉定先生は「市場のニーズを知るために、社長は外へ出掛けなければならない」とよく仰っていたのですが、インターネットだと出かけなくても、それが来店数という数字で分かってしまいます。
と、ここまで書いてみて、私自身今までほとんどインターネットや「SEO対策」に力を入れてこなかったことに気がつきました。
社内の体制がようやく整ってきた今、一度本気でネットを勉強してみようと思います。