不動産最新事情 その1

不動産の売買でも賃貸でも、インターネットはますます重要なものになっていきそうです。
不動産を探している人は、まずはインターネットで下調べしてから、物件を絞って不動産会社に問い合わせ、もしくは来店。
逆に言えばインターネット上でしっかりと情報が提供されていなければならないということでもあります。
少なくとも不動産の場合は、写真のないものは情報ではないと言い切ってもいいぐらいです。

物件掲載の少ないホームページも、見るほうから言えばあまり価値がありません。
品揃えの少ないお店は魅力がないのと同じです。
自社のホームページで物件数を多数掲載するのか、あるいは専門の物件サイトに登録していくかは、各社の事情によりますが、不動産仲介業や販売業の場合はインターネットが不可欠であることは議論の余地がありません。

不動産の広告はインターネットと現地看板の2つに絞って、紙媒体などはカットの方向で問題ないのではないかと思います。
紙媒体とは新聞折込や情報誌への掲載。
コストが一番かかる分野です。
東京では情報誌が既に廃(すた)れ、フリーペーパーが主力になっているとか。

マンション・デベロッパーは、販売不振、融資縮小、建築費高騰、不良在庫などで、動きが取れないようです。
先日も羽田からのモノレールに乗っていたら、完成しているにもかかわらず、販売もせず入居者もいない超高層分譲マンションが2棟もありました。
どちらも上場している同じマンション・デベロッパーでした。
持っていて値上がりするのなら兎も角、どう考えても下がる方向を向いているわけです。
ちなみにそれらのマンションから垂れ幕が下がっていたのですが「販売中」ではなく「会員募集中」でありました。