コインパーキングNO.1社

コインパーキングの草分けであり、今もコインパーキングではダントツのナンバーワンの会社の株主総会に行ってきました。
わざわざ飛行機代を使ってまで東京での株主総会に出席するのは、ものすごく勉強になるからです。
もう3年連続で行っています。
社長(49歳)が実にシッカリしているのです。
この人は2代目なのですが、もう先代の社長を超えていると思います。

この会社はカーシェアリングにも力を入れ出しています。
ただしこの分野はまだ赤字とのこと。
たぶんカーシェアリングで黒字の会社は、今のところ日本で(というより世界で)一社もないのではないかと思います。
自社で運営しているコインパーキングに、何台かのカーシェアリング用のクルマを設置し、その会社のコインパーキングにさえ行けばクルマが使えるといった状況にまで持って行きたいようです。

コインパーキングの分野では売上げ、営業利益、経常利益、当期純利益と、前期はすべてにわたって過去最高であったようです。
当期純利益は112億円。
1株当たりの純利益は78円。
そのうち40円を配当に回すとのこと。
かなりの優良会社とも言えます。

土地を借りてコインパーキングを展開している会社にとっては、土地の解約が最大のリスクともいえます。
景気が良くなり経済が活発化すると、土地所有者が土地を売却したり、その土地の上に建物を建てたりする傾向が強くなるので、解約リスクが高まります。
大型コインパーキングで、法人が持っており、容積率が高い土地は、特にその傾向が強くなります。

それを避けるために大型のコインパーキングを開拓するだけでなく、小さなコインパーキングも開拓する必要があるとのこと。
また自社で土地を所有してしまえば「解約リスク」はゼロになるので、少しずつ自社所有物件も増やしているようです。
自社所有の場合は自走式の駐車場ビルにしたりして、平均利回りは8%ぐらいとのことでした。
またエリアドミナント化を促進し、街の核となる大型駐車場うを開拓し、そのまわりに利便性の高い小規模駐車場を点在させるといった戦略を取っていきたいと考えのようです。

前期は1年間で1,700台ほどの新規のコインパーキングを開拓。
現在13万カ所で、42万台のコインパーキングを運営しているのは驚異でもあります。
昨年は東京ドームや横浜駅での大型コインパーキングもオープンできたとの報告がありました。