5年手帳か10年手帳か

週刊誌大の大きな手帳にしてから30年近くになります。
これは仕事的にはかなり有効で、大きな手帳を駆使してきたおかげで、仕事能力が20%ぐらいアップしたのではないかと思います。
今まで使った手帳は捨てずに、すべて書斎で保管しているのですが、本棚にズラリと並んだ大型手帳は壮観でもあります。

本を何冊も出しているような著者の中には、市販の手帳に飽きたらず、オリジナルの手帳を提案し、その人の名前がついた手帳が販売されることが少なくありません。
昔は竹村健一さんや邱永漢さんの手帳もありました。
オリジナルの手帳を出す人たちの共通点は、みんな「猛烈に仕事ができる」であります。

私は新しい手帳にホイホイと予定を記入していくのが楽しく、海外旅行の日程はもちろんのこと、語学のレッスン日や1年分予約した散髪の日まで全部書き入れます。
すべて書き終えると、まだ来ぬ1年がもう終わったような気になります。

頭の中でボヤッと思い浮かべている夢や希望は、書いてしまうと実現する確率が100倍ぐらいになるのですが、手帳に書くという行為も同じような効果があるに違いありません。
「夢に日付を」という言葉がありますが、夢を手帳に落とし込む行為は、まさに夢実現のための最短距離ではないかと思うのです。

毎年、旧の手帳から新しい手帳に換える時に、さまざまなものを写しかえたりする作業で2時間ぐらい要していました。
その手間が大変なので、昨年初めて「3年手帳」を採用しました。
使ってみてから、これはまことに具合がいいということに気がつきました。
3年分の日程が一つの手帳で管理できてしまえるのです。
昨年の今頃何をしていたかが分かるし、来年どうすべきかも分かってきます。

毎年10月や11月ぐらいになると、来年の予定が入ってくるのですが、単年度の手帳だとこれらの予定が書き込めません。
従って年末に向かっての3か月ほどは、今年と来年の2冊の手帳を持ち歩くということになり、けっこう大変なのです。
3年手帳だと1冊ですむので、ストレスがありません。

2014年度は、いま私が使っている3年手帳の最終年度になるのですが、ふと「5年手帳」や「10年手帳」にしたらどうだろうと閃きました。
書き込める1日分のスペースは当然減るのですが、今は1日の用件はせいぜい2件ほど。
ならば十分書き込んでいけるのではないかと思うのです。
さて「5年手帳」にするか「10年手帳」にするか、インターネットで両方とも取り寄せ、今じっくり検討中なのです。