努力を存分に楽しむ

何をやっても猛烈に時間が過ぎるのが早く、もう手の打ちようがありません。
1日1日があっという間に過ぎ、バンクーバーへ遊びに行こうが、会社で仕事をしようが、家を掃除しようが、とにかくムチャクチャ早いのです。
かくなるうえは一刻一刻を悔いなく過ごすしか方法はないという結論に達しました。
私は95歳までバリバリの現役を目指していますが、本当に冗談抜きに「ハッと気がついたら95歳」ということになりかねないのではないかと思います。

相変わらず「今日の仕事」ばかりに手を取られています。
早く「明日の仕事」に時間を割くようにしなければ、それこそ「将来」はないのです。
「将来」は夢と共にあります。
将来や未来を語ることは、夢を語ることでもあります。
夢に向かってコツコツと努力していく人生…それが私の理想の生き方です。

目標を達成することだけが大切ではないのです。
その過程が極めて大事。
できれば、その過程を存分に楽しんでいきたいものです。
目標は一つの方向でもあります。
目指した方向があるからこそ、エネルギーや時間や能力が集中できるわけです。

しかし目標に縛られてしまい、その過程がすべて目標達成のためだけの犠牲であるとするならば、目標達成の喜びは一瞬、あとはすべてグレーな人生ということになってしまいます。
目標達成のための努力を存分に楽しむべきなのです。
努力は苦痛ではなく、喜びであり楽しみなのです。

仕事が楽しい人にとっては、この世は天国。
仕事が嫌で仕方がないなら、この世は地獄です。
私が観察したところ、仕事が楽しい人たちは同じような波長を持っています。
そういった輪の中に自分も加わるなら、ますます運が開けてくるわけです。
逆に、仕事が嫌いな人や運の悪い人とは付き合わないこと。
自分もそういった悪い波長に染まってしまうからです。
どうやらこれは、かなり重要な人生の真理のようなのです。