いま私が気がついている掃除の効用は3つあります。
まずは当たり前の話ですが「場がキレイになる」。
いい掃除が出来た場合は、目に見えるレベルだけでなく、場の波動までよくなります。
たっぷりとした時間があると、いい掃除ができます。
時間に追われると焦ってしまい、どうしても満足のいく掃除が出来ません。
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掃除は整理整頓と対になっています。
モノが多すぎると、いくら掃除してもキレイにならないのです。
掃除の前に整理整頓がどうしても必要だし、整理整頓のためには「モノを捨てる」という作業が不可欠なのです。
整理整頓ができない人は、モノを捨てることが出来ない人でもあります。
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「まだ使えるかもしれない」や「もったいない」は「捨てる」の敵です。
これらの気持ちが出てくると、なかなか捨て去るわけにはいかないのです。
一見正しそうに聞こえるのですが、これは一種の執着ではないかと思うのです。
それが証拠に、思い切ってモノを捨てると、心が軽くなります。
自分一人では決断できない人でも、最近は捨てることを後押ししてくれるプロのアドバイザーも出てきました。
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掃除の効用の2つ目は「運気を整える」。
このことに気がつくまでに、私は20年かかりました。
一見ムダなことのように見える掃除ですが、きめ細やかな掃除をしていると災害(厄や災難)から逃れられるようになるのです。
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ハインリッヒの法則では、一つの重大な災害が起こるまでに、29件の軽微な事故が起こっており、またそのまえに「ヒヤリ・ハット」する現象が300件起こっていると言います。
掃除をすると、少なくとも「ヒヤリ・ハット」の要因は取り除くことができると私は確信しています。
掃除をすることにより、初期の段階でそういったものを取り除いてしまえるわけで、「掃除をすると災難から逃れられる」は筋の通ったものになります。
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掃除の最後の効用は「考える時間が持てる」。
これは思っている以上に大きな効用で、将来の大きな方針を立てるのに、掃除の時間を活用しない手はありません。
私自身も会社も次のステップに向けて、いま大きな転換期を迎えています。
私は毎日2時間ほどの掃除の時間を設けているのですが、その時間を活用することにより、思考を徐々に熟成させていこうと考えています。
掃除の間に、人生や経営にとって一番大事な方針を固めていけると思うと、掃除の時間が楽しみにすらなるのではないでしょうか。