シアトルの旅 総括その3

シアトルの住民の生活及び文化レベルはかなり高いように感じました。
全体的に落ち着いた上品な街です。
街を歩いていると、地元で働いている人や観光客とも、東洋人を多く見かけました。
逆にアフリカ系やヒスパニック系は、ほかのアメリカの都市に比べると、随分少なかったように思います。
後でインターネットで調べてみると、白人の比率が70%を超え、全米でも最も高い部類に入るようです。

シアトルは観光資源にはそんなに恵まれているわけではないので、ポイントを押さえていけば1日、もしくは2日の滞在で十分だと思います。
ただしほとんど歩いて回れるので、クルマに乗らず歩いたほうが現地の雰囲気が満喫できていいのではないでしょうか。
私もタクシーの利用はワシントン大学に行った時だけでした(帰りはバスでダウンタウンにまで帰りました)。
観光地としては、やはり同じ西海岸のサンフランシスコやロサンゼルスの方が、一日の長があるように感じます。

日本のゴールデンウィーク中にシアトルに行ったわけですが、まだまだ寒く、コートとマフラーを持って行って本当に正解でした。
日本でのファッション・アドバイザーのおかげで、最近は海外旅行でのスタイルが定着し、服装に関してはあまり悩むことがなくなりました。
紺のブレザーとシャツに、フォーマルに見える綿パン、そしてレザースニーカーという出(い)で立ちで、時々プラス「アルマーニ」のコートとなります。

これなら一流ホテルや一流レストランで物怖じすることもなく、また思い存分街も歩けるのです。
また、ブレザーを着ていたらマトモな人間に見えるのか、パスポートチェックや税関での、わずらわしい検査が激減しました。
日本の税関でもあっさりと入国O.K.となります。

もう一つ、今回ひじょうに良かったと思ったのが、現地時間に対応するソーラー電波時計でした。
今まで現地時間対応用として、別の時計を持って行っていたのですが、これからはその必要がなくなりました。
私は本をたくさん持って行くせいか、毎回山のような荷物となります。
一番大きいスーツケースに、機内に持ち込める中では最大のキャリーバッグ、そして大きめのビジネスカバンと3つも持って行くのです。
バックパッカーのような気軽な移動は、望むべくもありませんが「本を持って旅に出よう!」がテーマなので仕方ないと思っています。