シアトル旅の総括 その2

今回の旅は、自分の英語力がどれくらいかを見てみる狙いもありました。
結論から言うと、確実に実力が上がっていることが分かり、とてもうれしく思いました。
還暦前(59歳)でも語学力はドンドン開発されることを知り得たのは、まことに大きな収穫です。
『デグチ・メソッド』に間違いがないことも確認できました。

アメリカのホテルなどでも、こちらが英語を当たり前に話せることを前提にしゃべってきます。
そう簡単に外国語などマスターできるものではないということを、彼らは分からないのでしょうね、きっと。
先日、台湾で日本語を上手にこなす37歳の女性に「どれぐらい日本語を勉強していますか?」と聞いたところ「20年」とのことでした。
私だって本格的に英語を勉強し出して30年は経っています。

ともあれ、英語力がかなり伸びたことを確認できたのは自信につながりました。
帰国したその日の夜にドイツ語クラスに行ったのも、語学に対するモチベーションが上がったからでもあります。
そうでなければ、さすがに海外旅行から帰ったその日はパスしていたはずです。

逆に勉強を始めたばかりの中国語へのモチベーションはかなり下がりました。
旅行中、ホテルの一流レストランで食事をしたのですが、アメリカ人や日本人だけの時はとても良かった雰囲気が、中高年の中国人のグループが入ってきた途端、見事に壊れてしまいました。
これは別に偏見で言っているのではなく、事実を述べているだけです。
若い中国人の人たちはキチンとしている人が少なくないのですが、中高年になると、急にガサガサと厚かましくなります。
「こんな人たちの言葉を勉強して意味があるのだろうか」と思ってしまうわけです。

勉強する言語を別のもの(例えばフランス語や韓国語)にしようかとも思ったり、あるいは今勉強している英語やドイツ語をもっとブラッシュアップしたりすべきではないかとも検討しました。
しかし台湾でも中国語は話されています。
先日「掃除の会」に行った台湾が好印象だったので、次回までに中国語を少しは話せるようにしたいとの思いを支えに、もう少し頑張ってみようかとも思うのです。