得意分野に集中すべし

激烈な競争市場のことを「レッドオーシャン」と呼び、競争のほとんどない市場のことを「ブルーオーシャン」と呼びます。
レッドオーシャンで頑張る「努力」よりも、ブルーオーシャンを選択する「智恵」の方が、経営という意味ではずっと大事だと思うのです。

しかしながらブルーオーシャンは、早々見つかるものではないというのもまた現実です。
ブルーオーシャンは経営者に余程の「運」か「地頭(じあたま)=智恵」がなければ無理だとも思います。
ならばどうするか?
最近「ホワイトオーシャン」という言葉を知りました。

ホワイトオーシャンは、既存の市場の中にあって自社の強みを見つけ、自社の潜在能力を思いっきり発揮していくという戦略です。
要は業績がイマイチなのは、市場の中で自社の強みを存分に発揮していないからなのです。
自社の得意技をいかに発見し、いかにそれに特化して、ホワイトオーシャンに市場を変えていくかということなのです。

私の友人がある勉強会に参加し、そこで気がついたことを教えてくれました。


【時流に合った事業(商売)をする】
時流に逆らったことをすると、いくらモーレツに努力しても、成果が上がらない。
時流を見誤ると会社が伸びないどころか、傾くこともある。


【思いたったアイデアはとにかくすぐに実行する(検討に時間をかけない)】
成功するか失敗するかはやってみなければわからない。
すぐに実行することが大事。
いくつかの中から1つの大ヒットアイデアがあれば、他は全て失敗でも大成功。


【目標達成のために真に深く深く考える】
普通に考えていては、なかなか答えに到達できない(アイデアが出ない)。
寝ないで考えるくらい、真に深く深く考える。
これを「考える」と言うのであって、気まぐれ程度に少し考えたくらいで、考えたつもりになってはいけない。


【得意分野にパワーの多くを集中する】
得意分野がなければ、得意分野を作る。
この得意分野は、他社に負けないものでないといけない。
得意分野をより深く掘り下げて集中して伸ばす。


【新規商品を作る】
昨年と同じペースで仕事をしない。
同じ事だけをやらない。
遠い将来の目標だけかかげて、今年は昨年と同じ仕事を同じペースでやっている人が圧倒的。


一つ一つが大変に参考になりました。
まさに「持つべきものは良き友」なのであります。