社会人になってからは、基本的には頑張ってきたと思うのですが、それでも勤勉に働いていた時期と、手を抜いていた時期とがあります。
頑張ったからといって、すぐには成果は出ません。
また手を抜いたからといって、これまたすぐには業績が下がるというものでもないのです(これが怖い)。
でも少し時間がたてば、必ず結果が出てくるのです。
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昔、輪島という横綱がいましたが、稽古嫌いで、横綱になってからでも稽古をランニングでごまかしたりしていました。
しかしそれでもしばらくは通用するのです。
相撲界では「3年後の稽古」というそうです。
今の稽古は3年後に実を結ぶという意味ですが、逆に言えば、稽古しなければ(どんなに才能に恵まれていても)3年後にはガタガタになるということです。
興味を持って輪島を見ていたら、全くその通りになっていました。
会社経営でも、今の手抜きが3年後の倒産を呼ぶのです。
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サラリーマンの時よりも、自分で会社を経営した時の方が3倍は働いているように思います。
ところが会社経営が上手くいったらいったで、驕(おご)りが出てくるのです。
戦国武将のことを研究している人がいるのですが、飛ぶ鳥を落とす勢いだった戦国武将が没落するキッカケは、すべて驕りからなのだそうです。
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経営の敵は「驕り」・「油断」・「飽き」に尽きると思います。
新しいレストラン(食べ物屋さん)ができても、大抵は2年以内で店を閉じてしまいます。
そんな中、50年以上も営業を続けているところもあります。
私の知っているレストランもその一つですが、それでも味やサービスが落ちたりする時期があったりするのです。
自分も経営者なのでよく分かるのですが、やはり経営者の「驕り」・「油断」・「飽き」が微妙に影響しているのだと思います。