いい会社にしたいなぁ

会社の定休日を火曜・水曜の2連休にして良かったと思っています。
休みの日だって1分もムダな時間を費やさないようにしようと思っているので、けっこう忙しいのです。
私は「仕事人間」の部類に入ると思うのですが、会社に出勤するかしないかの違いだけで、休日も常に仕事か勉強をしています。

毎日、少しずつ少しずつ改善への努力をしています。
例え毎日0.1%の前進でも1年を通せば36.5%の成長。
10年経てば、(1+0.365)×10乗で16倍ぐらいの成長をしているのです。
10年で16倍になる投資なんて、まずないのではないでしょうか。

ミシュランの星を取っているお店でも、開業当初はそんなに大したことがなかったところが少なくないのです(さすがに当初から美味しいという評判はありましたが)。
それが工夫と努力を重ねることで、今やどこに出しても恥ずかしくないお店に育っているのです。
しかもミシュランを取ったことで、それなりのオーラを発揮し、ますます良いお店になっていっています。

かつては物凄く勢いのあった会社でも、いつの間にかパワーも魅力も失っていくことがあります。
原因は経営者の「驕り」か「油断」か「飽き」のいずれかです(あるいはその全部です)。
トルストイが「幸福な家庭はすべてよく似たものであるが、不幸な家庭は皆それぞれに不幸である」と喝破しましたが、会社も全く同じこと。

繁栄し上手く運営されている会社は、同じような雰囲気を醸し出しているのですが、赤字の会社はそれぞれに問題があります。
右腕の裏切り、労使の対立、社内の不正、顧客無視、開発への怠慢など、数え上げればきりがありません。
しかし経営者が猛省し、驕り・油断・飽きを取り除いたり、あるいは経営者自体が変わったりすると、見事に会社が再建されることがあります。

若手の経営者が上場までするものの挫折(倒産)することがあります。
しかもその過程の本まで出ていることがあります。
私も興味があるものだから買って読むのですが、経営者の才能や努力で良い時はドンドン伸びていくのですが、悪くなると「貧すれば鈍する」で、打つ手打つ手がすべて裏目に出るのです。

感情移入してしまって、ハラハラどきどきしながら読んでおります。
成功するコツもあると思うのですが、どうも失敗しないコツもあるようで、これを会得する方が100倍幸せになれそうなのです。