還暦以降は黄金時代

今年の予定は年末まで“ほぼ”詰まってしまいました。
友人たちとの会食も今年の分は目いっぱい予定が入りました。
30代の頃はガツガツと仕事に明け暮れていましたが、今はもう少し「優雅に」忙しがっています。

出張や旅行だって、今までで一番多い年かも知れません。
第一、伊勢神宮への1泊2日の旅が毎月入っているので、もうこれだけで年12回。
大きな声では言えませんが、海外旅行が計7回。
あと5回残っています。

年末までに新しい本を出版する予定なので、そのための取材旅行が浦安と仙台の2回。
ほかに東京、岡山の予定があります。
社員が成長してきているので、ルーティンワークは出来る限り任せて、私は「次の一手」に向けて集中していきたいと考えています(本の出版も「次の一手」に入ります)。

年代を重ねるごとに、数を追うのではなく質を求めていく姿勢が大事になってきます。
私の知人で、収益物件を専門に販売している60代の人がいます。
この人のやり方は5千万円の予算の人を10人追いかけるのではなく、5億円の人1人だけに集中して仕事をするという方法です。
5億円の予算の人を徹底的にお世話していたら、結局当初の予定以上の10億円の取引になったとのことです。

ここに還暦以降の仕事のやり方の典型を見ることができます。
60代の仕事は徹底的に「質」を追い求めるべきなのです。
60代の時が最高の仕事が出来たという人を、何人も知っています。
サラリーマンの場合は取締役になっていなければ60代で最高の仕事は出来ないかもしれませんが、還暦以降の仕事の凄さをバカにしてはいけないのです。

還暦過ぎたら、自分で働くというよりも、社員に働いてもらうべきです(それも最高の能力を発揮してもらって)。
また不動産自体やお金自体に働いてもらうべきなのです(同じく最高の能力を発揮させて)。
60代は汗よりも智恵が求められるのです。

私は「麻雀・カラオケ・ゴルフ」は全くしません。
古い言葉ですが「飲む・打つ・買う」も皆無です。
通勤時間もほとんどありません(歩いて2分)。
浮いた時間を、自分の納得いくことだけに集中していきたいと思うのです。
神さまから与えられた時間をムダに使ってしまうのは、実に申し訳ないという気持ちが年々強くなってきたのです。