香港2日目

今日の現地の新聞を見たら「きのう香港の空港で地上職員のストがあり、乗客の荷物が飛行機から2時間も遅れて出てきた」とのこと。
こんなのに巻き込まれたら大変なところでした。
私はスーツケースを持たず、バッグ一つだったので、全く何も気がつかず(つまり何の支障もなく)空港を出ることが出来ました。
いつもの海外旅行では、本をいっぱい詰めた重いスーツケースが一緒なのですが、今回は英語の本を読むつもりだったので、2冊だけしか持って行かなかったのが幸いしました。

香港では昔ながらの漢字を使っています。
中国本土のように簡略化した漢字ではありません。
従って新聞を読んでいても、漢字を眺めているだけで、何のことが書いてあるのかだけは分かります。
昨日の空港ストの記事だと、英字新聞では「Airport staff strike disrupts travel」で、漢字新聞では「機場混乱・地勤罷工」でありました。
街を歩いていても看板や標識には、英語と漢字の両方が表記されています。
日本人だと両方分かるのが痛快です。

今日は中華の朝食にしようと、ホテルのブッフェ・スタイルのレストランに入ったのですが、入ってから洋食しか置いていないことに気付きました。
時すでに遅し。
体が「中華モード」になっているのに、洋食だとカクっときますね。

今日は午前中、スターフェリーに乗って対岸の大陸の方に行きました。
同じ香港でも、かなり雰囲気が違ってきます。
ハッキリ言って、いかがわしさが増すのです。
ペニンシュラ・ホテル」などは世界でも指折りの高級ホテルなのですが、そのすぐ近くに「重慶大厦(チョンキン・マンション)」という、大きなボロボロの雑居ビルが建っていたりします。
ここなどまことに不気味。
さまざまな人種が入り混じり、慣れないとちょっと怖い感じがするほどです。
昔、九龍城があった場所は、今は公園に。
マフィアが牛耳る不法地帯だった場所がスッキリしました。
出稼ぎに来ているフィリピンのメイドたちが、日曜日に友達と出会い、ぺちゃくちゃお話をする場所にもなっています。
何組ものグループが敷物を敷いて、食べ物を食べながら歓談していました。