香港3日目

香港に来た理由の一つは英語の本を買うこと。
ところがなかなか書店が見つからないのです。
少なくとも大型書店は皆無。
香港島金融街のあたりを歩いても全然見つかりません。
日本でこのクラスのビジネス街なら、必ず大型書店があるはずです。
そう言えば韓国でも書店を見かけることは、まずありませんでした。
香港でも韓国でも、日本ほどは本を読まないのかもしれません。

香港島には屋根の付いた歩道がたくさんあるのですが、そこにフィリピンからの出稼ぎの女性たちが集まって、一緒にお弁当を食べたり、おしゃべりしたり、トランプで遊んだりしていました。
たまたま日曜日だったからでしょうが、その数、たぶん千人以上。
異国に出稼ぎに出なければならない境遇に、ちょっと同情。
でも彼女たちの屈託のない笑い声に救われます。

フォーシーズンズホテルの周辺には、高級感あふれる巨大ショッピング・モールがあります。
日曜日の午後ということもあって、人でごった返していました。
香港が不況なんて全く信じられません。
ホテルの中の高級そうな中華料理店に、その晩の予約に行くと、満席とのこと。
「これって不況じゃなくて、バブルじゃない」と思っていたのですが、あとで聞くとそのお店はミシュランで「3ッ星」とのこと。
3ッ星レストランをその日に予約しようとしていた方が間違っておりました。

帰国する日は月曜日だったのですが、土・日曜とは打って変わって仕事モード。
ビジネス姿の人が足早に通勤していました。
ただ暑い場所であることもあり、スーツ姿の人は少なかったように思います。
香港の空港は、下手なショッピングセンターよりも、ずっといいお店がたくさんあります。
そこでやっと書店を見つけました。
本は英語のコーナーと中国語のコーナーが完全に分かれており、数も同じぐらい置いてありました。
日本でも「金融危機」や「世界経済」の本が所狭しと並べてあるので、香港でもその手の本を探したのですが、ちょっと期待外れ。
ウォーレン・バフェットのことを書いた本を1冊だけ買いました(”HOW BUFFETT DOES IT”)。

帰りの飛行機は台北経由だったのですが、台北の空港で高校時代の友人と全く偶然にばったり(たぶん35年ぶり)。
日本の商社の香港の会社の社長をしているそうです。
アメリカンフットボール関西学院が大学日本一になった時の主力メンバー。
友人や後輩が活躍するのを見るのは、とても頼もしく、また刺激になります。