わが社の今後の方向

「3年後のわが社」を何度も書いているうちに、だんだんとイメージが明確になってきます。
最初は自分でも「まるで法螺」と思ったようなことでも、何度も書いているうちに「ひょっとしたら実現可能なのでは?」と思えてくるから不思議です。

自分で書いた方向へモノゴトが勝手に進んでいくのにも驚かされます。
言霊(ことだま)の威力でしょうか。
自分の予想よりもずっと早く、経理や集金管理のアウトソーシングに向かわざるを得ない事態が発生しました。
担当者の退社です。

アウトソーシングのイメージをしっかり持っていたので、躊躇なく新しいシステムで行くことを決断することが出来ました。
そうでなければ、また人材採用に走っていたことでしょう。
今は人が足らない時期。
経理や集金管理は待ったなしなので、かなり困っていたと思います。

不動産業であっても、仲介や管理は労働集約型。
労働集約型はもう卒業したいと思うのです。
極力少人数でやっていける業種に絞っていきたいものです。
もう一つは「得意技に特化」。

コアの部分は、他社がついてこられないぐらい徹底的に深く掘り下げを。
コア以外の部分は、ロボットの活用(コインパーキングもロボットの一種だと思います)、ITの徹底化、アウトソーシングの利用を推進していきます。

当社のコインパーキングのビジネスモデルは「自社の管理できる範囲内で、土地から購入」です。
そうすると資金面や管理面での限界が自ずと出てきます。
資金面でも管理面でも、たまたま限界点が一致するのですが、たぶん15ヵ所。
逆に言えば15ヵ所までは目標にしてもいいわけです。

コインパーキングは実際にやってみなければ、上手く行くかどうか分からない側面もあります。
しかしその不確実性を極力排除できる「目利き」を養いたいのです。
そのためには数を見て回るのが一番。
セミプロのアパート投資家の本を読んでも、数だけは相当こなしていることがよく分かります。
例えて言えば、100の資料を見て、30の物件を見てまわり、3の物件の交渉に入り、1物件を購入するといった感じ。

超一流地を購入できるほどの資金は当社にはありません。
ならば“ちょっと優秀”コインパーキング用地を発掘するしか手はないわけです。
“ちょっと優秀”コインパーキングは駅前ではなく、住宅地の中に眠っています。
ホームランではなく、単打で点数を積み上げていく方法。
この目利き力をつけることが、今一番求められていることなのです。