経営は「環境変化対応業」とも言われています。
外部の変化に対応して「わが社」を変えていかなければ、やがて消滅、もしくは倒産への道が待っています。
自社のメインの事業や商品が、いつまでも繫栄しているとは限らないからです。
ある居酒屋チェーンが100店舗まで増やしたところで、例によって人材育成が追い付かなくなったり、いろいろな不具合が出だしたりしました。
そこにコロナの災難が襲い、支払い家賃だけで月5億円のキャッシュが出ていき、たまらず大量閉鎖をせざるを得ない状況に追い込まれました。
100店舗あったものが、今はなんと1店舗だけ。
そのあいだ、ある漁港の手伝いをすることになり、スタッフもそこへ配置転換しました。
漁船も買い取り、魚を獲る権利も獲得しました。
今度は豊洲市場で競りを開ける大卸の会社を買収し、取った魚の販路を広げることにも成功。
自社でも飲食店を経営しているので、顧客の嗜好、つまり「何が人気なのか」がよく分かり、川上の卸(おろし)の方にもその情報を反映させることができるようになりました。
デキのいい経営者は、少々の困難にも挫(くじ)けず、見事に「わが社」を変化させていくことを知り、舌を巻いています