パラレル・ワールドという考え方があります。
現実の世界とは別に、違う世界が並行して進んでおり、自分はこの世界で生きていると思っているのに、実は別の世界でも生きているという、ちょっとSFめいた話です。
「そんなバカな…」と一笑に付すことはできますが「パラレル・ワールドなどない」という証明もできません。
人生にはいくつかの分岐点があるのですが、それぞれの分岐点で違った人生を歩み出した自分が、そのままその世界で生き続けているかもしれないのです。
あるいは最高に幸福な人生から最悪の人生まで、同時にいくつもの「自分の人生」が並行して動いていて、どの人生を歩むかを選択するのは、まさに自分。
素直な人は至福の人生を選択するし、ちょっと捻(ひね)くれた人はデコボコのある人生を選ぶかもしれません。
要はどの人生を選ぶかは、まさに自分次第ということなのです。
転生輪廻という考え方もあり、まったく違った個体や環境で生まれ変わり、それを何度も繰り返すのです。
私は神道を最高の指針としていますが、自分の転生輪廻の間には、案外、仏教やキリスト教に帰依していた人生もあったのではないかという気がしています。
いずれにせよ、来世以降、どんな人生であっても「上機嫌」を目指すことだけは、ブレないでいたいと願っています。
「上機嫌」を一本の軸とした転生輪廻も、なかなか悪くない気がするのです。