クロノスとカイロス

「クロノス」と「カイロス」という言葉を初めて聞きました。

 

これはギリシャ神話に出てくる「時間の神さま」なんだそうです。

 

日本の神々も、例えば「風の神」とか「火の神」とかといった具合に、それぞれいろんな役割をお持ちですが、さすがに時間の神様というのはおられないように思います。

 

ちなみにクロノスというのは、淡々と流れる時間で、カイロスというのは「楽しかったら短い」といったように感情とともに変化する時間です。

 

余談ながら、クロノスという時計メーカーもあります。

 

同じように流れていく時間なら、ワクワク感がいっぱいの時間にしたいものです。

 

勉強や仕事にはジックリかみしめるような喜びが詰まっています。

 

孔子はいわば「立身出世」のための教えで、仕事や勉強を粛々(しゅくしゅく)とやっていくことを説いています。

 

しかしながら私の年代になると、そういったものからは解放され、むしろ荘子的な考え方に身をゆだねたくなります。

 

即ち「仕事や勉強」が遊びで、遊びが「仕事や勉強」なのです。

 

仕事も勉強も遊びも混然一体となり、何をやっても愉(たの)しいわけです。

 

自分が好きなことや、得意なことに絞って、時間を使っていこうと思うのです。

 

生涯働くところに、人生の喜びがあるに違いありません。