時間の神様

私は神道にハマっていて、日本の神々には少々詳しいのです。

 

日本の神々は人間との距離が近く、天照大神にしても大国主命にしても、手の届かないところにいる「絶対神」といった存在ではありません。

 

キリスト教イスラム教には絶対神がおり、イエスムハンマドは神と人間との仲介役でもあります。

 

日本の神々にはそれぞれ「得意技」があり、願いをかなえるためには、それが得意な神様にお祈りするのがベターです。

 

例えば「商売繁盛」を「イクサの神様(つまり軍神)」や「竜宮系の女神さま」にお願いするのは、ちょっと違うような気がします。

 

ギリシャ神話には「時間の神様」がおり、それがクロノスとカイロスです。

 

ちなみにクロノスは淡々と流れていく時間のことで、カイロスは「楽しければ時間が短く感じる」といったように感情と絡んだ時間です。

 

日本の神話にもサマザマな役割を持った神さまが登場しますが、さすがに時間の神様はおられません。

 

20代の頃は時間が無限にあるような錯覚にとらわれ、随分とムダな時間を使ってしまいがちですが、段々とお金よりも時間の方が大事になってきます。

 

「いつまでもあると思うな親と金」という言葉がありますが、最近は「いつまでもあると思うな余裕の時間」というのを切に感じています。