歴史オタク その2

中国の大筋の歴史もマンガで学びました。

 

『キングダム』という60巻を超えるマンガがありますが(まだ続いています)、これは中国最初の統一国家「秦(しん)」が誕生するまでの軍事マンガです。

 

この本を読んでガゼン中国の歴史に興味を持ち出しました。

 

「中国四千年の歴史」などと言いますが、途中王朝が何度も変わっているし、異民族にも何度も征服されています。

 

早い話が中華人民共和国だって72年ほどの歴史しかないわけです。

 

大きな流れで言うと「秦」⇒「漢」⇒「隋」⇒「唐」⇒「宋」⇒「元」⇒「明」⇒「清」⇒「中華民国」⇒「中華人民共和国」となります。

 

そのうち「元」はモンゴルによる支配だし、「清」は満州族による支配です。

 

乞食坊主のような人物が大帝国をこしらえたり、逆に一人の女性によって国が亡んだりもしています。

 

軍事的勃興や内乱や革命など、中国の歴史を見ていると、ありとあらゆる出来事が詰まっています。

 

「中国は経済的に豊かになれば自由主義国の仲間入りをするだろう」という各国の思惑が大きく外れ、どんどん強権国家となり、内政も外交も軍事も強圧化しています。

 

反面、経済音痴のところがあり(気に食わないIT企業の)大型上場という「富の創造」を阻止したり、教育という一つの産業自体を潰したりしています。

 

スローガンに掲げている「共同富裕」などは「みんなで一緒に貧乏になろう」という意味のように聞こえます。

 

経済音痴で、しかも外交音痴の強圧国家は、不安定要素いっぱいなのです。