歴史をマンガで読むというのは、かなり有効な学習法だと思います。
マンガの日本史の全集だけでも、各出版社から出されていているのが、3,4種類ぐらいあるのではないでしょうか。
私は全部買って読みました。
それどころか改訂版が出るごとに買い求めているので、もう何度も日本史を読み返していることになります。
学習の基本は「繰り返し」というのは、日本史でも全くその通りで、読み返せば読み返すほど理解が深まります。
歴史オタクは別として、普通の人は日本の歴史があまりよく分かっていないのではないかと思います。
英語の「history(歴史)」の中には「story(物語)」という言葉が入っているし、ドイツ語の「Geschichte(ゲシヒテ)」や、フランス語の「histoire(イストワール)」には、「歴史」という意味と「物語」という意味の両方があります。
つまり歴史は物語なのです。
物語なんだから楽しめばいいのに、それを試験科目にしてしまうと、途端に苦しくなります。
日本史の流れで言うと、時代の主役が「貴族」⇒「武士」⇒「市民」と変化していきました。
貴族の時代には藤原氏が強い権力を持ちました。
その後600年間の武士の時代に、3つの幕府が成立しました。
源氏・北条氏の「鎌倉幕府」と、足利氏の「室町幕府」と、徳川氏の「江戸幕府」です。
室町幕府も江戸幕府も15代目の将軍で幕府は潰(つい)えました。
鎌倉幕府は将軍で言えば9代ですが、執権は16代。
一つの幕府が続くのは15代あたりが限界なのかもしれません。
いずれの幕府も最後のほうは財政悪化が顕著でした。