テレビ禍

自分が判断つかない問題は、できるだけ多くの人たちの意見を聞くようにしています(私の場合は本を読むのですが)。

 

たとえば貿易・関税問題のTPPなどは、賛成派も反対派もどちらの意見も一理あり、ふつうは保守と革新でハッキリと分かれるのですが、保守・革新関係なく主張が分かれました。

 

しかしながら、たくさん本を読んでいるうちに段々と「どうもこちらの方が正しいのでは?」というのが薄々わかってくる感じがします。

 

まともな考えの持ち主で、信頼できる著者というのが何人かいるのですが、その人たちがどちらを是とするかによって、正しさの判断基準としています。

 

今回のコロナも、どう対処すればいいのか誰もわからない未知の問題です。

 

コロナ対策強硬派と穏和派、あるいは抑制第一派と経済優先派に分かれており、今までは前者が力を持っていました。

 

しかしながら、まともな人ほど「コロナを過敏に扱ってはいけない」派であるような感じがします。

 

日本でのコロナの年間感染者数は31万人ほどで、死者は4,400人ほどです。

 

インフルエンザの年間推計患者数は約1,000万人で「間接死」込みの死者数は約1万人なので、これに比べるとあまりにも少ないのです。

 

しかもコロナの場合は「感染者」数をできるだけ拡大し、無症状者まであぶり出した数字で、死者も「死因を問わず」死亡時に検査陽性であればすべて「コロナ死」に計上した数字なのに、インフルエンザとは比較にならないぐらい少ないわけです。

 

いまだに20歳未満は1人もコロナで死んでいないのに、子供の自殺率が49%も上昇したとのこと。

 

コロナ禍は、恐怖を煽り立てたテレビ禍そのものだと思うのです。