不動産管理事業を行っていた時は「パトロール」と称して、街をひたすら回っていました。
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回る手段はクルマや自転車や、あるいは徒歩です。
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建築中の賃貸住宅や、駐車場に向いた空地を探し、あとで所有者を調べてアプローチするわけです。
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この方法は相当効果的で、真面目に実践していくと、かなりの成果が得られます。
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賃貸管理業をやめてからは、このパトロールを中断したままになっていました。
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先日、久しぶりに1時間半ほど歩いて、街を見て回りました。
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長い間おこなっていなかったので、街の色んな変化の発見がありました。
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「街を知る」というのは、不動産業の基本だということを改めて認識しました。
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私自身は営業の第一線からは身を引いているのですが、こういったパトロール、すなわちタウンウォッチングを継続してやっていくべきだと強く感じました。
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地味だけど有益なのです。
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若い頃からさまざまなセミナーや勉強会や会合に参加してきたのですが、果たしてそういったものがビジネスに有効だったかどうかは疑問です。
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ヒントやアイデアを得ることができたことは勿論(もちろん)あるのですが、遊び人経営者の人脈に引っかかりそうになったこともあります。
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自分を偉く見せようとして見栄を張ったり、会社の「メンテナンス」を“ほったらかし”にしたりしていると、やがて会社に魔が忍び寄ってきます。
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逆に、私自身がコインパーキングをコツコツと掃除したり、タウンウォッチングを行ったりしている間は、たぶん会社がヒックリ返るようなことはないのではないかと思うのです。
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「全然目立たないけれど、実は大儲けしている会社」が理想で、それを目指して頑張っていこうと思っています。