幸せな資産家

「人生100年時代」とか言うのならば、60歳や65歳で引退していてはダメなのです。

国の財政がひっ迫するようになったのは「年寄りが増えたから」が原因に違いなく、年配者になっても皆が働くようになれば、財政問題など“たちまち”解決してしまうと思うのです。

今の社会は「福祉」という言葉を口にすれば、だれも反対できない風潮にあります。

しかし一人一人が健康で、生涯仕事を楽しむならば、一挙に幸福社会が到来するはずです。

自分がデキることを、国にやってもらおうとするからおかしくなるのです。

私は「幸せな資産家」を目指そうと思います。

経済面はもちろんのこと、健康や家族や仲間や趣味などでも充実した晩年にしたいものです。

銀行の支店長経験者の人が本に書いていましたが、同じ資産家でも満足度が高い人と不幸感が強い人がいるそうです。

何が違うかと言うと、前者は毎月入ってくる収入があるのに対し、後者は(ストックとしての資産はあっても)フローの収入がないという特徴があったそうです。

だから毎月収入が入ってくるような仕組み作りを、働き盛りの時からやっておかなければいけないということになります。

ある「やり手」の会社経営者が、個人でも不動産投資を行っているのですが、70歳近くにもなっても数十億の借入れがあり(それ以上の資産があるとは思いますが)、しかもいつも訴訟に追われている姿を見ると、とても「幸せな資産家」とは思えません。

日本の歴史の中で(底辺層から)最高に出世したと思える人は豊臣秀吉ですが、その秀吉であっても晩年の愚かさを見ると哀れです。

真に幸せな資産家になるための手を打っていきたいと思うのです。

私の場合は「神道」と「凡事継続」が、その最有力手だと思っています。