予想外のことが起こったときや、一見自分にとって不利な
ことが眼前に展開した時、私はそれをいったんは冷静に
受け止めるようにしています。
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「神さまはどういうご意向なのだろう?」とか「これは
何を意味しているのだろう?」と考えるわけです。
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自分の考え及ばないことが、そこにはあるのかもしれません。
そう考えると怒ったり、焦ったりすることが少なくなります。
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昔、ジャンボ機が山にぶつかり、大勢の人が亡くなった大事故
がありました。
本来、その飛行機に乗って東京から大阪に帰るべきだったのに、
何かの都合でそれに乗らなかった(乗れなかった)という人を、
私は直接に4人も知っています。
明石家さんまさんを入れると5人です。
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航空券まで買っていたのに、つまらない理由で遅れてしまった
人もいます。
私も経験がありますが、飛行機に乗り遅れると、とりあえず
ショックです。
が、それに乗っていたら間違いなく死んでいたわけで、
乗れなかったことが超ラッキーだったわけです。
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これは極端な例かもしれませんが、それに似た小さな出来事は、
普段の生活の中でも随分とあると思うのです。
「人生万事塞翁が馬」という言葉もあるじゃないですか。
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一見不利なことが実はスゴク有利なことにつながっているとか、
一見安楽そうな道の先にはドツボが待ち受けているとかいった
ことがあるかもしれないのです。
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生きていくには知恵が不可欠だし、ど〜んと構える鷹揚さも
必要です。
人生は短いのだから、いちいちメゲたり、イラついたりして
いては時間がモッタイないのです。
やるべきことを淡々とやっていくのみです。