こうしていくべきだった…

今から思えば「あの時、こうやっておけばよかった」
ということがいくつもあります。

あまりに反省や後悔することが多いものだから、
私は勝手に寿命を延ばし「95歳までバリバリの現役」を
続けることにしました。

そうすると今から30年間もある「第2の人生」で、
思う存分悔いのない生き方ができそうだからです。

28歳で不動産会社を始めたのはいいけれど、
会社を大きくすることばかりに懸命になっていました。

「会社は大きくしていかなければならない」と
思い込んでいたからです。

社員を増やすのではなく、収益物件を増やす方向で
やっていくべきでした。

時間を味方につけて、コツコツと投資してきたならば、
今頃は現状の3倍の資産を持っていたのではないかと思います。

また最初からストックビジネスを築いていくべきでした。
フロービジネスはいくらやっても蓄積とはならないのです。

ストックビジネスは毎月ゼロからのスタートではなく、
過去の累積の上に新しい売上を足していけるのです。

収益が安定しているし、その事業自体を売ることができるという
特徴を持っています。

売上ではなく利益に注力するのは当然ですが、
もっと言えば「絵にかいた利益」ではなく、
手残りのキャッシュを増やしていく方向で行くべきでした。

「絵にかいた利益」とは、回収できていない売掛金とか、
含み損を持った不動産や有価証券とか、
売れない不良在庫などのことを言います。

キャッシュ増を目指すことこそが、真の経営だと思うのです。