東京シンプルライフ

豊かになればなるほどシンプルライフを目指すべ
きだと思います。

西洋の美はベルサイユ宮殿がその象徴で「これで
もか、これでもか」と豪華にきらびやかに装飾を
行います。

対して日本の美の象徴は伊勢神宮の正宮で、実に
シンプルな「豪華さ」なのです。

材料だって素の木材をそのまま使っているだけで
す。

20年ごとに全く同じ様式の建物を、すぐ隣の敷地
に建て替え、ある意味、建物に永遠の息吹を与え
ています。

20年ごとの式年遷宮が終わると、すぐに次の式年
遷宮に向かっての準備が始まります。

私も次の目標寄付金額に向かって準備を始めてい
ます。

2,000年間、連綿として続けられてきた式年遷宮に、
多くの篤志家たちが浄財を投じてきました。

私も1人の無名の寄付者として、歴史の中に埋没
できるのを光栄に思っています。

話を戻すと、人生の後半生はシンプルライフに徹
しようと思っています。

シンプルライフは吝嗇(りんしょく)ライフでは
ありません。

数少ない「お気に入り」のモノに囲まれての生活
こそシンプルライフの真骨頂だと思います。

できるだけいいものを購入し、大事に使っていき
たいと思っています。

自宅は自己所有でいいと思うのですが、別荘やリ
ゾート会員権などは所有しないようにしようと考
えています。

特に別荘は維持管理費が大変です。

世界の4,5か所で拠点を持ち、暮らすように滞在
することも考えていたのですが、別荘やセカンド
ハウスは所有せず、お気に入りのホテルを見つけ
ていきたいと思っています。

既に東京での自己所有建物による拠点づくりは諦
めました。

東京でどういった活動ができるのかは、まだ見え
ていないのですが、お気に入りのホテルを拠点に、
当面、コンサルや美容や医療など、東京ならでは
の「一流」もしくは「超一流」に接してみたいと
思っています。