掃除というのは、ていねいにやると時間がかかるのです。
「掃除にかける時間を、本来の仕事に回した方がいい」
という意見もあるのですが、
長い目で見ると、どうもその考え方は間違っているようです。
*
掃除を“なおざり”にしていると、
いつのまにか波動が悪くなり、
「場」のバランスが崩れていきます。
*
波長同通の法則というのがあり、
悪い波動には別の悪い波動が引き寄せられてくるのです。
「割れたガラス理論」というのがありますが、
ちょうどそれと同じような現象が起こるわけです。
*
特に日本の神様は“きれい好き”なので、
汚れた場には決してやって来てはいただけないのです。
*
私も27年間「鍵山流掃除道」を実践してきましたが、
ていねいな掃除を実践していくには、
やはりそれを支える「哲学」が必要なのです。
*
掃除が続かないのは、
それを裏付ける理論なり哲学が希薄だからだと思います。
*
今の私の掃除を支える言葉は「掃除は神事」というものです。
神さまに来ていただくための掃除であるならば、
心を込めざるを得ないのです。
*
掃除の時間を省略して、その分仕事をしたとしても、
非効率な仕事を長時間かけて無駄にやっていることが、
多いように思うのです。
*
それならば掃除を一生懸命して、神さまに来ていただき、
神さまのお力をお借りしたほうが、
よっぽど効率がいいというものです。
*
会社や自宅を丁寧(ていねい)に掃除すると、
その場がパワースポット化してきます。
そこにいるだけで、スッと冥想できるような気になったり、
文字通り「ゾーン」化し、仕事に超集中できたりします。