私が直接知っている何人かの人が、それをパクって、
やはり「95歳まで現役宣言」をしているのを
読んだことがあります。
ちなみに私はパクられたことを大変光栄に思っています。

渡部昇一先生も「95歳まで現役宣言」をされていました。
渡部昇一先生にお出しした年賀状の中で、
そのようなことを書いたら、
その後で先生も「95歳まで現役」を言い出されたのです。

ひょっとしたら私の影響ではないかという気がしています。
もう渡部先生は亡くなられたので、
確かめようがありませんが…。

この「95歳までバリバリ現役宣言」は、
私にとっては一種の「悟り」でもありました。
まだ30年も働けると思うと、
まず気持ちに余裕が出てきます。

また人生の前半戦で失敗したことを、
あとの人生でクリアしていくことができます。

95歳まで働くのですから、当然健康でなければなりません。
従って、自分のカラダに気をつけるようになりました。
何かカラダに調子の悪いこと(例えば胃痛や腰痛など)
があると、手帳に書いておきます。

私の手帳は5年手帳なので、振り返って眺めてみると、
その不調の原因を見つけることがあります。
また周期的な体調の波も分かってきます。

昼食を抜き出してから体調がグンとよくなったのですが、
これだって「95歳までバリバリ現役」を打ち出したからこそ、
考え着いた一手でもあるのです。

もし「95歳までバリバリ現役」を考えていなければ、
語学のような長い勉強時間と習得期間がかかるようなものに
トライすることは決してなかったと思います。

「95歳まで現役宣言」は、私のカラダ戦略と頭脳戦略とを
根本的に変えていったのですが、
もう一つ経済戦略にも大きな影響を与えています。

「人手がかからない累積経営(ストックビジネス)」や
「不動産と株への投資」を真剣に考えだしたのも、
実はこの宣言をしたおかげなのです。