気の乗らない本を整理する。

自宅の地下に(たぶん)1万5千冊ほど本が入る電動書庫があります。
それとは別に書斎にも4本ほど大型書棚を置いています。
書斎の書棚には、主にまだ読んでいない本を入れており、毎日そこからその日に読む本を選んでいます。

本にもどうやら「旬」があるようで、旬が過ぎるとなかなか読む気にならないのです。
旬を過ぎた本だけが書棚に残ってしまい、何となくボンヤリとした雰囲気が漂うのです。

また私には苦手な本があり、そもそも興味のない本は買わないのですが、文字の細かい本や横書きの本は買ったまま読まないことが多いのです。
そういった本も読まずに溜まる一方です。

本を書店で買えばそういった弊害を避けることができるのですが、最近はネットでの注文が圧倒的に多くなっています。
ついでに言うとネットの場合、同じ本を2冊買うという失敗もよくします。

ということで、旬が過ぎた本や苦手な本が、いつまでも読まれずに書斎の本棚に滞留していたのです。
「いつか読むだろう」と思っている間に、結局そのまま1年以上も置かれていることが少なくないのです。
そうすると本棚には読む気にならない本ばかりが残り、本棚を見てもモチベーションが上がりません。

モノを整理するときは、あれだけサッサと捨てていくのに、本となると勝手が違うのです。
自分が本当に読みたい本かどうかは、旅行の時に「持っていきたいかどうか」で判断がつきます。
旅の時は読みたい本しか持っていきません。
読むのに“ちょっと”努力感が必要な本は、そもそも旅には持っていかないのです。

思い切って書斎の書棚の処分を行いました。
「処分」と言っても、本の場合は捨てるのではなく、地下の書庫に移動させるだけなので、気持ち的には楽です。

いっぱい本を購入しているのに読んでいない分野が2つあります。
一つは語学、もう一つは歴史です。
「語学や歴史の本を読むときは気合を入れて読まなければならない」などと、勝手に思い込んでいたので、気軽に手に取ることが出来なかったのです。
どちらも興味は十分にあるので、これを機に”ちょっと”本気で読破していこうと思います。

結局、大きな紙袋4つ分を地下の書庫に持っていきました。
選別するのに30分もかかりました。