蔵書からのパワー

東京へ出た時は、できるだけリアルの書店に立ち寄るようにしています。

ネットでは気がつかなかった本に出合うことが少なくなく、毎回10冊程度の本を買って帰ります。

普段はアマゾンでホイホイと本を注文していきます。

買った本はいったん書斎の本棚に置きます。

そこがいっぱいになり、ほかの部屋に仮置きするのですが、仮置きではすまない状態になってきたので、思い切って新しい本棚を買うことにしました。

今まで書棚を買う場合は例外なく「〇塚家具」を訪れていたのですが、業績がガタガタのお店から買うのは運気が悪いような気がして、妻を誘って百貨店の家具売り場に行ってきました。

なぜ妻を誘ったかと言うと、家具搬入の時に立ち会ってもらわないといけないし、妻から文句が出ないようにお昼をご馳走するためでもあります。

本の著者の中には信じられない数の本を読む人がいます。

司馬遼太郎記念館には、司馬遼太郎が読んだ本が天井までズラリと並んでいます。

訪れた人はその圧巻の冊数と、それらの本が放つオーラに圧倒されるはずです。

立花隆さんは本のためにビルを建てています。

渡部昇一先生は晩年わざわざ自宅を新築し、15万冊の蔵書を収納する地下図書館を作られています(個人蔵書としては世界一であるのは間違いがありません)。

私は学生時代に渡部昇一先生の本を読んで、自分の蔵書を持ち始めました。

その蔵書から出るパワーが自分を支えてくれているような気がしています。