何度も書けば夢が近づく

「書けば夢が実現する」というのは、どうやら本当のようです。
少なくとも「実現する確率がグンと高く」なります。
頭の中でボワッとしているイメージが、書くことによりハッキリしてきます。
明確で具体的になったイメージがあれば、潜在意識もその実現化に向けて働きやすくなるのかもしれません。

今では「何かをしたい」や「どこかへ行きたい」や「自分はこうなりたい」といった自分の気持ちに気がつくと、その場でサッとメモするようになりました。
それをB6の大きさのカードに記入して、他のカードと一緒に手元に保管しておきます。
そして月に1度、そのカードを見直すようにしています(見直す予定の日も、1年分手帳に記入済みです)。

見直したときに、何となくカードが輝いて見えるものは別のものに移し替えます。
すぐに実行できるものは手帳に予定を入れ、機が熟すのを待った方がいいのは「人生・経営統合計画書」に付け加えます。
何度も書き換えている間に、実現へドンドン近づいていっている感じがします。

「人生・経営統合計画書」は経営コンサルタントに提出するために作成したのですが、これほど効果があるものとは思ってもみませんでした。
一倉定先生などは、口を酸っぱくして「経営計画書」作成の必要性を説いておられたのですが、なかなか本気で実行できませんでした。
しかしながら経営だけでなく、自分の人生も一緒に考えるようにしたところ、俄然本気度がアップしたのです。

今までは我が社だけでなく、他社の経営計画書を見ても「ウソっぽい」感じがしてなりませんでした。
ところが「人生」を付け加えることにより、いい加減なプランでは自分自身が納得できないのです。
「経営・人生統合計画書」は20日ほどかけて書き上げ、一応完成したのですが、それ以降も追加・修正を行っています。

「経営計画書」は毎年新しいものを出していくのが原則です。
またそれだけではなく、年に1度、外部の来賓も呼び、一流ホテルで経営方針発表会を行うことも推奨されています。
当社も何度か発表会を行ったのですが、結局続かなかったのが現実です。

「経営・人生統合計画書」は、追加・修正によって常に新しいバージョンになっているので、年に1度区切りをつけた方がいいのかどうかは、まだよく分かりません。
計画書をずっと更新し続けていくのは間違いがないのですが、人生をポジティブに生きようとしている友人たちにも声をかけ、何人かで集まって、それぞれの計画書の発表を行ってもいいかもしれません。