得意分野を伸ばすしかない。

若い頃に「歌って、踊って、英語がしゃべれる不動産屋を目指す」と、冗談半分で方々(ほうぼう)に言いまわっていたことがあります。
遠い昔なので言った本人が忘れているのに、古い友人の中にはそれを覚えている人もいてビックリしたことがあります。

「歌う」も「踊る」も遂にはモノになりませんでした。
今ではカラオケも社交ダンスも(時間が惜しいので)タブーにしています。
ただ一つ「英語がしゃべれる」だけは実現しました。
英語どころか、ドイツ語など20年以上も勉強しているし、フランス語も始め、来年からは中国語すらやり出そうかという勢いです。

仕事で英語が必要な人はプレッシャーがあって大変でしょうが、私のように仕事上で英語が全く必要でない人間にとっては、語学を学ぶことは最高の知的贅沢でもあります。
年間2,000以上の本を読む人は私のまわりには全くいないのと同じように、4つの外国言語をマスターしている人も皆無です。

ならば語学は私の「売り」の分野だと思うのです。
自分の得意分野を磨いていくと、自信につながっていきます。
私はテレビをほとんど見ません(できればテレビ自体も処分したいのですが、家庭内事情もあり、それは困難なようです)。
麻雀、カラオケ、ゴルフに費やす時間もゼロです。
そういった時間を全部、語学と読書に費やそうと思っています。

日本語の本はあれだけたくさん読むのに、外国語の本は皆無に近い状態です。
自己啓発の本を読んでベンツを買った話」に“とても”刺激を受けたことは、このブログでも書いたことがあります。
1度や2度フィットネスクラブに行ったからといって理想の体型になりませんが、行き続けていると“やっぱり”効果が出てくるのは間違いありません。
自己啓発書も同じことで、読み続けていく必要があるのです。

その自己啓発書を日本語ではなく、英語で読んでいきたいと思っています。
アメリカという国がわずか建国200年で世界一の国になった理由は、自己啓発書が普及しているからだと思うのです。
ならば、その自己啓発書を英語で読んでみたいと思うのです。

先日から海外で買った、ジュニア版「イギリス史」の本を読んでいます。
それも流し読みではなく、分からない単語はすべてシッカリ辞書を引きながら読んでいます。
これが結構面白く、いちいち辞書を引くのも全く苦痛になりません。
外国の本に開眼する第一歩になりそうな予感がしています。