手を動かすと会話がしやすい

「お金から解放され、やりたいことを自由にやっていく」というのは一つの理想に違いありません。
本当は「やりたいこと」が「やりたい時」にいつでも出来るというのがいいのですが、私の場合は「やりたいこと」がたくさんあり過ぎて、毎日が時間の戦いとなっています。

しかしそれが苦痛かと言えば全然そんなことはなく、むしろ生きがいになっているのは間違いがありません。
休みなしに毎日勉強し、毎日仕事していると言えば、何だかいかにも“しんどそう“に聞こえるのですが、やっている本人は楽しくて仕方がないのです。

「95歳までバリバリの現役で働こう!」と思っているのですが、95歳になっても年を忘れて、同じような毎日を過ごしているのかもしれません。
考えてみれば、一生働けるなんて最高に贅沢なことで、欧米人が考える「ハッピーリタイア」なんて不幸の始まりに過ぎないと思うのです。

私は普段、会社での滞在時間が短いので、本来会社で済まさなければならないデスクワークが、週末になると溜まりに溜まってきます。
独身男性が洗濯物を溜めるのと同じこと。
その溜まったデスクワークを土曜か日曜の休みの日に家でこなしてしまうのです。

先日の日曜日は、午前中と夕方の2回に分けてウェブレッスンを受けました。
午前中はドイツ語とフランス語。
夕方に英語のレッスンを2つ受けました。
ちょっと実験的に行ったのですが、そんなに重荷にはならないことが分かりました。
ということで、今後も“ちょくちょく”そんな取り方をしていこうと思っています。

私はもうすぐ63歳になりますが、語学は勉強すればするほど進歩するということを自分自身で体験中です。
発音だってドンドン上手くなっていくのです。
語学の勉強は若いときからしなければダメだなんて話は、全く嘘だということがよく分かりました。

先日、2回目のフランス語のレッスンを受けたのですが、面白くて仕方がありません。
意外に早く上達するのではないかと自惚れ(うぬぼれ)ており、還暦過ぎたらいくら妄想してもいいことにしているので、10年後にはフランス語の達人になったつもりでおります。

ウェブレッスンを通じて発見したコツなのですが、会話の時は極力手を動かすのがいいですね。
話すときだけでなく、聞く時も手でリズムと取るのがいいようです。
手を動かしながら喋ると、気持ちが乗ってくるのが分かります。
相手も乗ってきますよ。
もうそれだけで会話が10倍上手くなってしまいます。