またもや株のお話

株をやり始めると、色々と気がつくことがあります。
例えば株は買いたい時に買え、売りたい時に売れるのかと思っていたら、そうでもないのですね。
東証1部上場の株なら問題がないのですが、小型銘柄の場合、市場に出ている株数が少なすぎて売買が出来ないことがあるのです。

従って大きな資金を動かそうとする場合、ジャスダックマザーズのような新興株ではなく、日経225(日経平均)に入っているようなオーソドックスな銘柄を買う方が、売る時に売りやすく安心だということが分かりました。

株の本を読んでいても、自分で管理できる銘柄は精々5つまでと書いてありますが、実際やってみてその通りです。
長期保有の場合でも、いくつもの銘柄を買っていくのではなく、同じ銘柄を買い足していく方法が私にはピッタリ来ます。
また売買益を狙う場合でも、5銘柄以上保有すると目が行き届かなくなり、売るタイミングを逸してしまいそうなのです。

ファンドマネージャー投資信託のプロと比べると、こちらは株の知識も情報も経験も、あるいは時間一つとっても圧倒的に足らないわけです。
ただ一つ勝てる点があるとすれば「休む」ことが出来るということ。
プロの場合は他人のお金を預かっているので、休むことが許されないのです。
株式投資の流れは「買う・売る・休む」。
「休む」ことをせず、すぐに次の株を買うのは高値づかみの元でもあります。

私個人の場合は買う銘柄は2つしかなく、それを毎月一定額買い足す方法を取っています。
配当利回りが3%以上あるので、株価が上がろうが下がろうがほとんど気にせず保有しています。
が、会社で株を購入する場合は、やはり何らかの利益確定が欲しいわけで、売り時に神経を使います。

会社で株を売買する暇があるなら、もっと本業の方に力を入れるべきだという真っ当な考え方も当然あるわけですが、少々事情もあり、会社の余剰資金での株の売買を行っています。
いずれにせよ、早く自分の得意パターンを身につけたいと思っています。
「買う・売る・休む」の「休む」は「待つ」ということでもあるのですが、これは自分の得意パターンが来るまで「待つ」ということとなのです。