本の道を歩む

ある人が知人の経営コンサルタントに「成功している経営者に共通していることは何か?」と聞いたところ、「みんな読書家」との答えが返って来たそうです。
「本を読まなくても成功している人はいるのではないか?」と重ねて聞いたところ「確かにいるが、そんな人は『一発屋』で長続きしない」との返事でした。

別の経営コンサルタントいわく「色んな会社の取締役会に参加したことがあるが、取締役会の中で一番本を読んでいるのは例外なくその会社の社長だった」との話も読んだことがあります。
ウォーレン・バフェットは1日6時間本を読んでいるとのことです(これも本からの情報)。
今の私の「多読路線」はそう間違ってもいないことが確認でき、意を強くしました。

私が尊敬する人たちは、みんな本をよく読まれます。
これは学歴に関係がなく、尋常高等小学校しか出てない方でも、実に本をよく読んでおられました。
鍵山秀三郎先生は岐阜県の高校を卒業して東京に出てこられたのですが、やはりいつも本を手放さずに、少し時間があると本を読んでおられたことを知っています。

渡部昇一先生は学者なので当然「莫大な」量の本を読んでこられました。
今15万冊という個人では多分世界一の蔵書をお持ちです。
司馬遼太郎は言うまでもなく「本の虫」。
東大阪市司馬遼太郎記念館に行ったことがありますが、見上げる限り壁一面に本がズラリと並べられている様子は圧巻です。

斎藤一人さんも中学しか出ていないのですが、普通の大卒者の数十倍も本を読んでこられました。
斎藤一人さんの本の読み方の特徴は、良書を何回も繰り返して読むこと。
人にも最低7回読むように指導されていることが多いように思います。

いずれにせよ、私自身の「生き筋」は読書しかないと思っています。
還暦を過ぎたからには誰に遠慮することなく、読書の道に邁進しようと思っています。
仕事よりも読書。
還暦過ぎたら何でもO.K.なのです。
ついでに還暦過ぎたら税金も払わなくていいとなったらこの世は天国なのですが、どうもそういうわけにはいかないようです。