高く買って、長く持つ

株の「中・上級者向け」の投資手法として「高く
買って、高く売る」というのがあります。

例えば、年初来最高値をつけた株を購入すると、
その勢いで株がもっと上がる可能性があります。

が、そこから下がり続け「高値掴み」のリスクも
当然あるわけで、きちんと損切りの出来る人でな
いと、やってはいけない手法でもあります。

私は株を一度買ったら、もう売ることなく、その
まま保有するのですが、もし仮に短期売買をする
としたら「高く買って高く売る」手法を取りたい
と思っています。

一方、不動産投資の方は「高く買って長く持つ」
を投資スタイルにしようと思っています。

「利は元にあり」で「高く買うと利益がとれない
ではないか」ということになるわけですが、なら
ば売らずにずっとその不動産を活用し続ければい
いわけです。

実際、いい土地は高い価格でないと、なかなか手
に入らないのです。

今までその度胸がなくて、いい土地をいっぱい見
逃してきました。

度胸だけでなく、サッと購入できる金銭的な裏付
けも必要です。

松下幸之助は「ダム経営」を提唱しました。
業績のいい時に上げた利益を、ダムの水のように
蓄えておき、不況に備えるというものです。

いい不動産が市場に出たときに、間髪入れず買う
ことができるように、私もダム経営をしたいと思っ
ています。

私が購入する株は、上位100社くらいに入る大型株
で、有利子負債がゼロで、配当利回りの高い銘柄
です。

ずっと持っているつもりなので、自分が気に入ら
ない会社の株は最初から買いません。

一方、購入する不動産の条件は「高くても良いも
の」ということになります。