「仕事」を考える

仕事や勉強というのは、やり始めると自然に気持ちが乗ってくることが多いのではないでしょうか。
従って取り掛かるところまで、なんとしても自分の気持ちと体を導いていくのかがとても大事なことのように思います。
また山のような量の仕事でも、それを小口化すればグンと取り掛かりやすくなるはずです。

自分の手に負えるところまで小さく分けてしまい、まずはやり始めてしまうというのが正解のようです。
渡部昇一先生が大学の卒業論文を書く時、やり始める前に色々と構想を練り過ぎ、結局期限ぎりぎりになってやっと出来上がったそうです。
その反省を踏まえて卒業論文は書けるところから書いていき、楽勝で期限に間に合ったとのこと。

また仕事を自分一人でやろうとせず、ほかの人の力を借りることがとても大切なことだと最近気がつき出しました。
実際私がやるよりスタッフに任せた方が上手いし速いのです。
ほかの人の力をうまく借りるだけでなく、その人たちの潜在能力を引き出すことが出来るのが「名経営者」なのかもしれません。

仕事をどんどん任せていくと、どうしても任せられないものだけが残ります。
それが自分にとってのコアの仕事。
そこに意識を集中させるべきなのでしょう。
また「今日の仕事」はスタッフに任せ、「明日の仕事」のことを考えるのが本来のトップの仕事ではないかと思うのです。

今の時代は変化が激しすぎて10年以上の長期計画は難しいかもしれません。
従って長期計画は精々5年までが現実的のような気がします。
5年なんてあっという間に過ぎてしまいます。
3年先や5年先のわが社の「こうなりたい」というイメージを作り上げる時間と作業は、会社のトップにとって最も大事な仕事になるのではないでしょうか。

会社の理想像はなかなか描きにくいのですが、個人だと比較的簡単です。
私は「富裕層の個人投資家」を自分の将来像としてイメージしました。
服装もそれに合わせたものを着るようにしています。
どうしたら「富裕層の個人投資家」になれるのかを考え、それに向けた勉強もしています。
潜在意識にもインプットしました。

自分の将来イメージに向けた仕事(準備)はワクワク感があるので、全く負担になりません。
従って休むことなく準備していこうと思っています。
私の「富裕層の個人投資家」のイメージの中には、5か国語くらいを自由自在にしゃべるというのも入っています。
だから平日だけでなく土曜・日曜もウェブレッスンを受けることにことにしました。
こうなりたいという未来像があるので、全然苦痛ではないのです。