賃貸オーナー業

今の私の課題はシンプル化。
仕事も交友関係も見直し、シンプルにしようと思います。
個人で年賀状などを出す人も最高800名ぐらいいたのですが、今は10分の1の80名ほどに絞りました。
これならすべて手書きで書けます。

会社の事業も「賃貸管理」と「売買仲介」に絞りました。
しかも徹底的に既存のお客さまを重視。
商売はすべてお得意様やリピーターによって成り立つものだということが、今頃になって分かってきました。

賃貸管理のオーナーさんなど、究極のリピーターなのです。
この方たちを大事にしなくて、一体何が大事だというのでしょうか。
ともすれば新規の顧客の獲得ばかりに目が向きがちです。
が、新規の顧客の獲得には営業人員や宣伝広告が必要で、必ず経費増が伴います。
しかし既存のお客様の維持管理は、新規獲得の数分の1の手間と費用ですむはずです。

街の不動産店の最終的な目標形態は「賃貸オーナー業」ではないかと思います。
しかしながら“いきなり”賃貸オーナーにはなれないわけで、仲介や分譲や管理で稼いで自社物件を築いていくという方法しか、最初は手がないわけです。

自社物件の受取り収入が一定の額を超えてくると、キャッシュフローで次の物件を取得できるかもしれません。
こうなると本格的な賃貸オーナー業への道が開けてきます。

不動産業には大きく分けて「仲介」、「分譲」、「管理」、「賃貸(オーナー業)」があるのですが、管理業が一番安定していて、一番元気なような気がします。
しかしながら管理物件が増えていくにつれ、人も増やさないといけなくなり、物件の管理よりも人の管理のほうが大変になってくることがあります。

その点、賃貸オーナー業は人の代わりに不動産物件が働いてくれます。
ただし借入れが多いとリスクが大きいのは当然のことで、あまり勢い込んで購入しまうと具合が悪いのです。
時間を味方にしてジックリと物件を増やしていくという姿勢が大切だと思うのです。