すべてを捨てて寝る勇気

健康に気をつけるために、自分の体に起こったことを手帳にメモしていくことにしました。
例えば軽いギックリ腰とは“もう”30年ほどのおつき合いなのですが、腰の具合が悪くなる時は体全体の抵抗力・免疫力が低下している時なのです。
よく観察していると、単に腰痛だけでなく、その前後に様々な症状が体に出ているのです。
ただそれぞれがごく軽い症状なので、見過ごしているだけ。

私は有難いことに頭痛にはほとんど悩まされることはないのですが、今回、目の奥や耳の奥や歯とともに頭が痛くなりました。
よく考えてみると2年ほど前にもこういった症状が出て、その時は胃痛にも悩まされていたのです。
今回は1か月ほど前に胃痛の症状が出て、そのあとで頭が痛くなりました。

体の悪くなる場所が異なり、また具合が悪くなる時期に多少のタイムラグがあったので、こういった症状がつながっていることに気がつかなかったのです。
私は生涯現役を目指しているのですが、そのためにも自分の体を観察し、これからは手帳にメモしていこうと思っています。

44歳の時に結核で4か月の入院をしたことがあるのですが、この時は学生時代に痛めたヒザの具合も相当悪かったのです。
長期の入院中にヒザも完治しました。
肺とヒザとは全く別の部位ですが、実は連動していたのです。

疲れがたまると、いろんな所の具合が悪くなります。
昨年の年末は2週間連続で旅行に出たところ、約10年ぶりに風邪をひきました。
風邪だけでなく、胃痛に腰痛。
それらの要因が完璧に治りきらずに、今回の頭痛につながったのだと思います。

体全体の抵抗力・免疫力が低下した時は、十分に寝るに限ります。
普段はいつも「時間足らない症候群」なのですが、こういった時は思い切って睡眠時間をたっぷり取ろうと思います。
私のようなタイプの人間は、何かと言えばすぐ頑張りたがる傾向があるのですが、こういう時はすべてを投げ捨て布団に潜(もぐ)りこむ勇気も必要だと思うのです。