株式投資

資金をどう運用するかは、個人生活にとってもかなり重要な問題です。
銀行に預けていても預金利率は1%を遥かに切り、コンマをまだ2ケタぐらい下げた利率になります。
それでもデフレだと物価の方が年々下がっていくので、何もせず預金しているだけで、その価値が上がっていったとも言えます。
また円高傾向の時は「円」の預金で持っていれば(つまり普通に預金しておれば)、勝手にほかの通貨に対して価値が上がっていったとも言えます。
が、インフレ目標などと言い出したり、円安に動いたりすると、普通に銀行預金していていいのか疑問に思えてくるのです。

預金も資金運用の一手段だとすれば、そんなに低い利回りのまま放置していていいのかと思うわけです。
さりとて普通の人にとっては、不動産投資は”かなり”敷居が高く感じられるのではないでしょうか。
そこでその中間として「株式投資」が考えられます。
その株式投資だって昔から、何となく胡散臭い(うさんくさい)印象があるかもしれません。

株を購入し、元本割れなどしたら目も当てられません。
「いらぬことをせずに銀行預金のまま持っておればよかった」と大抵は落ち込むのです。
従ってそうならないためにも株のことを勉強しなければいけないわけです。
私もまた本気で株を勉強しようとしている人間の一人です。

不動産投資の本もよく読むのですが、素人の人が書いた本は“やはり”やや幼稚な印象があります。
中には「この人はこのまま行くと破綻するな」と思えるような著者もいます。
私は不動産業界に40年近く携わっているので、不動産のことであれば、さすがに書いてある内容はほとんど分かることばかりなのですが、株のことになると、そうは問屋が降ろしません。
今はまだ20冊程度しか読んでいないのですが、書いてあることがすべて砂に水が染み入るように浸透していきます。

本を読んで感じるのは、今までいかに何も知らずに株を買っていたかということです。
株の投資家の本を読んでいても「株のことを何も勉強せずに買った時は惨敗だったけれど、しっかり勉強した後は成功している」といった記述を見ることが少なくありません。
ということで、私も腰を入れて本気で勉強しようと思っているところなのです。